賃貸物件を契約する時、借り主に対して物件を仲介する不動産会社から必ず必要書類を前に重要事項説明があります。
聞き慣れない言葉が多く、よく分からないまま署名捺印をしてしまったというケースもあります。
重要事項説明とは何なのかあらかじめ知っておくことがとても大切です。
賃貸物件を契約する時の重要事項説明
賃貸物件を契約することが決まると、不動産会社から重要事項説明書を渡されます。
契約内容は書類に記載されているのですが、宅地建物取引士の資格者が借り主に対して口頭で重要事項説明をしなければならないと法律で決まっています。
重要事項説明書に記載されている内容は、
1.賃貸物件の所在・構造・面積などの表示
2.賃貸物件所有者の氏名・住所・抵当権の有無など
3.室内設備の整備状況(台所・浴室・トイレなど)
4.賃貸の期間と更新に関する事項
5.利用の制限に関する事項
6.契約解除ならびに損害賠償の予定に関する事項(解除予告期間など)
7.契約終了時の金銭の精算に関する事項
8.電気・ガス・水道・排水の整備状況と法令の制限などに関する事項
主にこのようなことが書かれていて、宅地建物取引士が説明をします。
重要事項説明には金銭に関する取り決めや、設備の現状、室内をどのような目的で使うかなど居住する上で大切な事柄ばかりですから、しっかりと聞いてください。
重要事項説明を聞くときのポイント
重要事項説明の内容は法律的な難しい言葉が多く、聞き流してしまいがちです。
しかし、後のトラブルを避けるためにポイントを押さえてしっかりと聞き、理解してください。
賃貸の期間が定められている定期借家であれば決められた期間内に部屋を出なければなりません。
更新可となっている場合も更新時期はいつなのか、更新の際に更新料がいくらかかるのか確かめておいた方が良いでしょう。
家賃・管理費以外に室内設備など借り主の費用負担になる場合もありますので確認が必要です。
また、もっともトラブルが多いのは退去時の原状回復にかかる費用負担です。
故意に部屋を破損したり家賃を滞納したりしていなければ敷金はほぼ戻りますが「敷金は○ヶ月分償却」などの記載があればその分以上は戻りませんので注意が必要です。
お金に関することは特に重要ですから、不明点は必ずその場で確認しましょう。
まとめ
賃貸物件には様々なルールがあり、借り主が守らなければいけない規約がたくさんあります。
契約違反にならないためにも重要事項説明の理解はとても大切です。
また、重要事項説明の後には重要事項説明書を受け取り、説明を聞いて理解しました、などと書かれた書類に署名をします。
内容を理解しないまま署名すると入居後に大きなトラブルになる可能性がありますので、必ず納得してから署名してくださいね。
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