横浜といえば港町、みなとみらい、崎陽軒のシウマイなど沢山のイメージがありますが、写真発祥の地ということをご存知でしょうか。
折角、横浜にお住まいを探すのでしたら、少し横浜の歴史に触れてみるのもいいと思います。
写真は横浜から始まっていた!
写真は当時「写真術」と言われ、横浜から発祥した文化のひとつでした。
日本で最初の写真は黒船来航時にペリーに随行したエリファレット・ブラウン・ジュニアというアメリカ人写真家によって撮られたと言われています。
ブラウンが撮影した写真は「ペリー提督日本遠征記」の挿絵として撮影されたものでした。
その後、ボストン出身のアメリカ人、O.E.フリーマンが横浜港開口翌年の1860年に写真館を開業したのが日本の写真文化の始まりです。
その後、1862年に伊豆下田出身の下岡蓮杖(しもおか れんじょう)が、日本人初の写真館「全楽堂」を今の横浜市中区野毛に開業しています。
横浜に写真館を開業した下岡蓮杖
下岡蓮杖は絵師を志して江戸に出てきましたが、そこで外国から入ってきたばかりの文化である写真をみて興味をもち、写真術の習得を目指します。
下岡蓮杖は横浜開港後に下田に着任したハリスの給仕となり、オランダ人通訳のヒュースケンから写真を学んだと言われています。
その後彼は横浜で出会ったアメリカ人写真家のジョン・ウィルソンからカメラやスタジオを譲り受け、写真館を開業しました。
しかし失敗してしまいます。
今でもたまに言う人が居ますが、写真に魂を抜かれるとか寿命が縮むなどの迷信が流行ったため、日本人客が増えなかったと言われています。
日本人には馴染めず、外国人客が大半となってしまったそうです。
やがて迷信は時間とともに消え再度下岡蓮杖は弁天通りに店を出し、次第に繁盛するようになりました。
下岡は一旦故郷の下田に帰りましたが、再び横浜に出て馬車道大田街角に店を出し、店舗は次第に栄えていきました。
その下岡蓮杖の日本の写真文化の発展に寄与した功績を記念して、今でも馬車道にその歴史を伝える「下岡蓮杖顕彰碑」があります。
まとめ
今では、日常的に使っている写真というのは横浜から始まった文化だったのですね。
横浜はさまざまな歴史がある街なので、ひとつずつ紐解いて行くのも興味深いものではないでしょうか。
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