一人暮らしに適したアンペアはどれくらいなのでしょうか?
日常家電の電気に関する数値を知っておくと、効率的に電気を使用できます。
アンペアについて簡潔に紹介しますので、ぜひ一人暮らしの参考にしてくださいね。
アンペアとは何か?
アンペアとは電流のことで、電気料金の明細書やブレーカーに記載のある「A」を指します。
数値が大きいほど電気の流れも大きく、その分電気代も高くなります。
賃貸物件のブレーカーを確認すると、「30A」とどこかに記載がないでしょうか?
これは、その賃貸物件の部屋では30Aまでの電気が使えることを示します。
一般的に、一人暮らし物件は30Aが多く、単身で使う家電の最大電気料がこのくらいになるからです。
家電を使用するさいの電流の値は、ワット数から求められます。
「1A=100W」と覚えておきましょう。
家電のどこかに「消費電力○○W」と表記がありますよ。
契約アンペア数と電気料金の変化
契約アンペア数で電気の基本料金は決定します。
料金プランによって変化がありますが、東京電力の従量電灯Bの場合、10A~60Aを選ぶことができ、基本料金は以下の通りです。
10A…約290円
20A…約570円
30A…約850円
60A…約1,690円
ここで、実際に自宅でくつろいでいるときに動かす家電を考えてみましょう。
照明器具2A・エアコン5A・冷蔵庫3A・テレビ1A、これら4つを最低使用したとすれば、数値の合計は11Aです。
このとき食事も兼ねたとして、電子レンジ13A・炊飯器4Aを使うと、総合計は「28A」になります。
以上より、一人暮らしで余裕をもって電化製品を使いたいなら、契約は30Aが適するとがわかりますね。
アンペア数を下げて契約すれば節約になる?
契約アンペア数によって基本料金が変わるなら、電気料金節約のためには低い数値を選べばよさそうですね。
一般的な30Aから20Aに変更すれば、月に約300円の節約が可能です。
部屋でただくつろぐさいは10A程度なのでできそうな気もします。
しかし、別の家電を使用するたび計算を行い、電流が不足しそうならいづれかの電源を切るという作業がでてきます。
油断するとブレーカーが落ちることもあるでしょう。
電源を入れるときに電気を最も使用しますので、節約しているつもりが意外と電気を使う結果になるかもしれませんね。
まとめ
一人暮らしに適したアンペアは30Aですが、20Aでも生活できなくはなさそうです。
節約や利便性は人によって価値観が違いますので、ご自分に合った数値を選んでみましょう。