神奈川県横浜市中区に位置する元町は、150年以上の歴史を持つ「元町商店街」が有名で、横浜市の中でも特に人気のエリアです。
街の雰囲気は、商店街というよりショッピングストリートと呼ぶ方が似合うほどおしゃれで洗練されており、これまで数々の流行を生み出してきました。
元町エリアへ行く場合は、街の東端にある横浜高速鉄道みなとみらい線の元町・中華街駅、西端に隣接する石川町にあるJR根岸線の石川町駅が最寄り駅となります。
そして元町商店街以外にも、港の見える丘公園・横浜中華街・山下公園・横浜マリンタワーなど有名スポットも数多くあるため、横浜市に住みたい人の憧れの街となっています。
横浜市の元町はおしゃれで国際的な街
1859年の横浜開港に伴い、旧横浜村は日本大通りを境に、日本人商業地区と外国人居住区に分ける事業計画が決定されました。
これに伴い翌年1月、旧横浜村の90戸が隣の旧本町へ強制的に移住となり、2月に横浜元町と地名変更したことがこの街の始まりです。
戦後は進駐軍や、朝鮮戦争の際の駐屯兵に、物資を提供して復興を成し遂げました。
米軍撤退後は国内向けの街づくりに着手、街の歴史を活かしつつ、特に若者をターゲットにした街へと変わっていきます。
このように、元町は古くから西洋との関わりが深い街なのです。
横浜市の元町は先駆けた街づくりで流行を生み出し続ける
1950年代、商店街が発展してくると同時に「他にはない特別な街にしたい」という思いから、200ほどの店舗が1.8mのセットバックを自ら行い、歩行者空間を生み出すという画期的な街づくりが行われました。
その後も第二期街づくりとして、歩道の拡張や電線の埋設などが完了、第三期街づくりでは駅から歩行者が歩きやすいように、岩石舗装やバリアフリー、ベンチ、掲示板等が施されています。
ハマトラ(横浜トラディショナル)やバッグで有名な「キタムラ」、靴の「ミハマ」など、一大ブームを巻き起こしたファッションはここが発祥です。
横浜市元町はイベントが目白押し!
現在の元町では、横浜市の中でもフェアやイベントが数多く開催される注目のエリアとなっています。
例えば、3月のセントパトリックデーパレードでは、街がアイルランドカラーである「緑」に染まり、北欧の文化を楽しむことができますよ。
10月は、街中がユニークな仮装をした人たちが集まる「モトマチ・ハロウィン」が開催され、いつもとはまた違った元町の雰囲気を楽しめます。
そして、毎年2月と9月に開催される「チャーミングセール」は、各店のイチ押し商品や自慢のグルメがお得な価格で購入できる機会とあって、毎回大勢の人が集まりますよ。
横浜港が開港した時代から西洋文化が広まった元町では、西洋に関する楽しいイベントも多く開催されているので、ぜひチェックしてみてください。
まとめ
横浜市の中でも、早くから外国文化が広がり異国情緒を感じられる元町。
現在は、おしゃれで国際的な街というだけでなく、スーパーや飲食店なども充実し生活がしやすい環境が整っています。
楽しいイベントも随時開催されているので、引越し後も退屈しない暮らしを送ることができるでしょう。