最近は歴史好きの女性が増え、「歴女」といった言葉もあるようですね。
歴史好きな方の中で特に人気が高い時代は、幕末から昭和にかけて日本が近代化に向けて大きく舵を切った時代ではないでしょうか?
そしてここ横浜は、日本の近代化の歴史の舞台となった場所でもあります。
横浜市中区にある「日本郵船歴史博物館」には、幕末のペリー来航から始まり横浜港開港までの日本と横浜の歴史が展示されています。
この博物館から10分ほど歩けば、山下公園に係留されている氷川丸が見えてきます。
今回は横浜港のシンボル氷川丸についてご紹介いたします。
横浜の観光スポット 氷川丸の歴史
氷川丸は昭和5年に建造された貨客船で、太平洋戦争時に唯一沈没しなかった日本郵船の大型船です。
当時の最新技術を使って作られたディーゼルエンジンを搭載し、水密区画配置などの安全性の高い先進技術を取り入れて建造されました。
一等客室にはフランス人デザイナーによるアール・デコ様式が採用されており、当時時代の最先端をいく船でした。
太平洋戦争が開戦する前には、チャーリー・チャップリンが乗船したことでも有名です。
当時の日本の皇室からは、秩父宮も乗船した記録が残っており、海外からの要人を招く事もあったようです。
太平洋戦争時は戦火にさらされ3度も触雷したそうですが、それでも沈没することなく現在までその姿を残しています。
戦中は特設病院船、戦後は復員船となり、昭和35年まで現役で太平洋を運行し続けていました。
氷川丸は、まさしく戦前から戦中、戦後、激動の時代を現代の日本に伝える重要文化財です。
横浜の観光スポット 現在の氷川丸
氷川丸は2006年に改装をおこない、2008年に「日本郵船氷川丸」としてリニューアルオープン、一般に開放され今や横浜観光の顔となっています。
アールデコ様式の一等食堂や、一等特別室などは貨客船として活躍した当時を再現しており、ファンならずとも一見の価値がありそうです。
船内の展示スペースには、幕末から近代にかけての日本郵船の資料や、太平洋戦争時に氷川丸が病院船として使われていた歴史が紹介されています。
2016年には氷川丸の文化的な価値が国から認められ、重要文化材にも指定されました。
現在氷川丸のデッキからは、オシャレな横浜港の風景を楽しむ事ができます。
まとめ
激動の時代を生き抜き、今や横浜を代表する観光スポットとなった氷川丸。
横浜には他にも「横浜開港資料館」や、日本野球発祥の地「横浜公園」といった、横浜の歴史を今に伝える観光スポットが多くあります。
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