古くからあるお寺や神社、観光地がたくさんあるイメージの鎌倉ですが、山の方に行くと落ち着いた住宅街になっています。
そして鎌倉市は、山や海が近くにあるので防災対策はどうなっているのだろう?と思うことはありませんか?
今回は、鎌倉に住みたいと思っている方のために、鎌倉の地形の特徴や地震が来たときにどうなるのか?などを紹介します。
鎌倉市の地形の特徴
鎌倉市は、三方向を低い山に囲まれていて、市の南側は海に面しています。
山に囲まれた土地は低く、盆地になっています。
この街は度々災害に見舞われた過去があり、長谷の大仏はもともとあったやぐらが台風や地震などの影響でなくなってしまったため、現在は青空のもと鎮座しています。
そして鎌倉市は、地震によって発生した津波の被害を受けた過去もあります。
地震・津波・台風と幾多もの災害を経験してきた鎌倉市は、それを基に防災対策に取り組んでいます。
鎌倉市の防災対策① 津波のシミュレーション
市のホームページでは、「街に津波がきたらどうなってしまうのか?」と想定したシミュレーション動画を配信しています。
この動画では、津波が発生するメカニズム、高潮と津波の違い、引き波の強さ、そして沿岸部に近い市内4ヶ所で地震が発生した場合に逃げるルートなどを紹介しています。
およそ15分の動画ですが、津波の怖さと対策をしっかり学べるツールです。
また、市では津波・洪水・土砂災害など災害別にハザードマップを作成しました。
動画と併せてハザードマップも確認しておくと、どの辺りの地域でどのくらいの被害が想定されているのかが判り、個人の防災対策にも役立ちます。
鎌倉市の防災対策② 防災訓練の実施
鎌倉市は、市内の自治会・町内会・企業・学校などを対象に、防災訓練を実施しています。
様々な年代・立場の方が参加することで、万が一の時にどう対応したら良いのか、また現状の防災対策における新たな課題点を発見し、改善するきっかけを作ることができます。
ただ毎年訓練を行うだけではなく、避難場所を年により変えるなど、単調な訓練にならないよう工夫されています。
実際に災害が発生した際は、状況により避難する場所が訓練時とは違うこともあるので、その点も評価するべき点でしょう。
鎌倉市の防災対策③ 災害用公共無線LANの設置
地震や津波など、大規模災害が発生すると起きやすいのが、通信手段の断絶・混乱です。
電話回線のパンクやインターネット回線のサーバーダウンは、鎌倉市以外の場所で起きた災害でも問題となっていました。
そこで市は、非常時に無料で使用できる公共無線LAN『Kamakura Free Wi-Fi 2』を設置しました。
市役所本庁舎・支所・その他の市の公共施設など複数箇所に設置されていて、通信手段の確保対策も行っています。
いざという時のためにも、引っ越したらどこに無線LANがあるのかチェックしてみてくださいね。
まとめ
過去の教訓を基に、一人でも多くの市民が助かるように防災対策を行う鎌倉市。
これからこの街に引っ越す予定の方は、ぜひ市の防災ページをご確認ください。
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