不動産屋と賃貸契約を結ぶ際に、住民票の提出が必要になる場合があります。
しかし、平日は仕事をしていて、役所に取りに行くことが難しい場合もありますよね。
そもそも、なぜ賃貸契約に住民票が必要なのでしょうか。
実はちゃんとした理由があるのです。
また、今記事では、住民票を取りに行く時間がない場合の対策も含めてご紹介します。
なぜ賃貸契約に住民票が必要なのか?
賃貸契約に住民票が必要な理由は、所有する物件にどのような人が入居するのかを把握するためです。
つまり、大家さんが入居希望者の素性を知るために必要とされます。
大家さんにとって、身元不明の人と賃貸契約を結ぶことには不安があると思いますので、それを取り除くための手段なのです。
一般的に、本人確認をする書類として、運転免許証や個人番号カードを提示する場合もあります。
しかし、住民票にはそれらには記載されていない事項が載っています。
たとえば、世帯主氏名と続柄・本籍地・現住所に引越しをした日は、住民票のみに記載されています。
大家さんは、万が一トラブルがあった時に備えて、どのような人と契約を結ぶのかを事前に知っておく必要があります。
入居者にとっては面倒な作業かもしれませんが、大家さんに安心して契約をしてもらうためにも、住民票の提示は必要なことです。
賃貸契約用に住民票を作成する時の注意点
住民票を受け取る際に注意しなければならないことを2点挙げます。
1.家族形態によって必要な書類名が違う
一人暮らしの場合は、本人の重要事項のみが記載されている「抄本(しょうほん)」、家族で暮らす場合は、一家全員の重要事項が記載されている「謄本(とうほん)」を受け取ってください。
例外として、結婚していないパートナーや、友人とルームシェアをする場合は、個人同士の入居になりますので、必要な書類は「抄本」です。
2.マイナンバーは記載しない
住民票にマイナンバーの記載はしないでください。
理由は、他人のマイナンバーを見てはいけないことになっているからです。
通常通りに作成すると、マイナンバーは記載されないと思いますが、万が一記載されてしまった場合は、新しく作り直すことをお勧めします。
住民票を取りに行く時間がない場合の対策法
続いては、住民票を取りに行く時間がない場合の対策法を挙げます。
1.コンビニで取得
最近は全国のコンビニのマルチコピー機で取得することができる自治体も増えてきました。
毎日6時30分から23時まで対応しており、土日に取得することも可能です。
時間がない場合には、最も手間がかからない方法です。
2.郵送取得
役所から郵送してもらう方法です。
ただし、届くまでの時間を考慮して、早めに郵送依頼をする必要があります。
3.代理人取得
代理人が役所へ行って取得してきてもらう方法です。
その場合は、委任状と代理人の本人確認書類(運転免許証、パスポート等)と印鑑を持参してください。
まとめ
賃貸契約に住民票が必要な理由は、入居者の身元確認をするためです。
作成時の注意点は、入居形態によって提出する住民票が異なる点です。
また、取りに行く時間がない場合は、コンビニや郵送での取得や、役所に代理人が取りに行く方法も覚えておきましょう。
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